こんばんは、牧野肇です(^^)
面白い記事を見つけました。
大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングが、手作業で処理していた伝票入力業務などをロボットやITを使って自動化したことで、平成30年2月期の年間業務量を4300時間削減できることが17日、分かった。単純作業の効率化によって、人員を販売や企画といった、より生産的な業務にシフトし収益向上につなげる。
これまでは手作業で処理していた伝票入力などの45業務を「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」という仕組みを使って自動化したことで、平成30年2月期の年間業務量を4300時間削減できる、
と書かれています。
4300時間って凄いですね。
こういった事務仕事を東京だと時給1500円くらいで募集かかっていますから、1500円×4300時間=645万円/月も削減できたことになります。(経営側の観点からすると社会保険料なども別にあるのでもっと削減できてると思います)
2月は決算前の繁忙期ですから、毎月ここまで経費は削減できないにしても、かなり人件費削減が出来たわけです。
問題は仕事をRPAに肩代わりしてもらった人達はどうなるのでしょうか?
記事には
J・フロントは残業時間の削減といった働き方改革にもつながるとみており、「より創造的な仕事に人的資源を振り向ける」(首脳)としている。
と続いておりますが、これまで経費処理のようなルーティンワークを専門にしていた人達がいきなり「創造的な仕事」に振り分けられて、望む成果を挙げられるのでしょうか?
これは他人事ではないと思います。
そのうち講演会でも語る機会はあると思いますが今後、どんな仕事もルーティンワークについては自動化が進み、人間にしかできない「創造的な仕事」を求められる比率は上がってくるでしょう。
そんなときに「創造的な仕事」をできるようにするために、いまから備えておく必要があります。
ちなみに「創造的な仕事」とは、どんなものを指すのでしょうか?
次回は、その点について書いてみます。