こんにちは、牧野肇です(^^)
前回の記事で「創造的仕事」とはどんな仕事なのか?というところで終わりました。
今回はその続きです。
「創造的な仕事」=「考える仕事」
「創造的な仕事」で検索してみたところ、こんなレポートを見つけました。
このレポートの一部を抜粋すると
創造的労働及び創造的人材の定義は、「(1)仕事の性格が非定型的で裁量性が高く、(2)仕事のパフォーマンスの個人差が大きく、(3)仕事の結果の会社に対する影響が大きいような部門やそのような業務を行っている社員」(稲上、1998、労働大臣官房政策調査部編、1996)としています。
他にも創造性そのものの定義として「創造性とは、個人や協働する諸個人の小集団による新奇かつ有用なアイデアの産出である」(Amabile, 1988, p.126)としている研究もあります。
と書いてあります。
軽くまとめると
- 仕事の性格が非定型的で裁量性が高い
- 仕事のパフォーマンスの個人差が大きい
- 仕事の結果の会社に対する影響が大きいような部門やそのような業務
- 個人や協働する諸個人の小集団による新奇かつ有用なアイデアの産出である
というのが、紹介したページにおける「創造的な仕事」定義の一つにしているようですね。
ここから読み取れることは、ルーティンワークが「考えなくていい仕事」であるのに対し、創造的な仕事(業務)とは「考える仕事」であるということです。
この「考える仕事」とは、具体的にはどんなものを指すのでしょう?
「答えを作り出す」からこそ「創造的」
色々な観点があると思いますが、僕自身の経験から言うと「仕組みを考えること」がしっくりきます。
- なぜそれが必要なのか?
- どうすれば、よりみんなが幸せになれるのか?
- どうすれば、事業を通して人の役に立てるのか?
いまも事業を通してずっとこんなことばかり考えています。
そして「創造的な仕事」には正解がありません。
むしろ、自分で正解を作り出すことこそ『創造的な仕事』の本質なんじゃないかなと思っています。
これまで経費処理のようなルーティンワークを専門にしていた人達がいきなり「創造的な仕事」に振り分けられて、望む成果を挙げられるのでしょうか?
と危惧していたのは、ルーティンワークは誰かが決めた正解の通りにこなすことが仕事で、自分で決断をすることとは対極にある仕事だからです。
誤解しないで頂きたいのは、「だからルーティンワークは駄目だ」とか、良い悪いを言いたいわけではありません。
でも、現実的にルーティンワークがどんどん減っていく未来がすぐそこまで迫っていることに早く気づいて欲しいだけなんです。
ある日、ルーティンワークしか経験したことがない人が、突然上司から「今日からは自分で考えて、自分で決めて、自分の裁量で仕事してください」と言われたとしたら、対応できるでしょうか?
おそらくそういう事態がおきてから何とかしようとしても、考え方や物事の捉え方から変える必要があるので、多くの方はすぐに身につけるのは難しいと思います。
だから今のうちから、その時に備えて考え方や物事の捉え方を身につけていく必要があります。
僕は幸いにも事業を立ち上げてくる中で、そういった脳力を身につける機会に恵まれました。
そして、多くの人の事業の立ち上げを見てきた中で確信を持って言えるのは、経験がなくても創造的な仕事は正しい方法と正しい考え方を持って、必要な量の努力をしていけば必ず身に付けられるということです。
それをどうやって身につけてきたのか、どういう風な考え方をしていけばいいのかなどは、講演会などを通して皆さんにお伝えしています。
もし、将来に向けて今から創造的な仕事が出来るようになりたいという方は、ぜひ一度講演会に遊びにきてください。
今よりもっと良くするため、何かお役に立てるかもしれません。