こんにちは、牧野肇です(^^)
みなさんのお勤めの会社でも、そろそろ人事異動の話が出始めている時期でしょうか?
ひと昔前はいい評価を受けて、いい役職に就こうとするのが「当たり前」な考え方でしたが、最近はそれもかなり変わってきているようです。
以前こんな記事が出ていました。
この記事の中で若手社員の意識調査として、こんな数字が出ていました。
「出世したい」「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」の二者択一の質問で、前者は46.6%。これに対して後者は53.4%だった。
前回の記事でも書いていますが、雇用の流動化が進み転職のハードルが下がったため、今や終身雇用という言葉も過去の言葉になってきました。
上記のように出世に対する価値観が変わったのが数字からも読み取れるので、働き方の多様化がいかに進んでいるかがわかります。
しかも、その影響は管理職にまで及んでいるようです。
「上場企業の課長に関する実態調査」(2018年1月)によると、「(今後さらなる)出世を望んでいない」課長が49.5%と、約半数に上っている。
約半数の課長職の方が出世を望んでおらず、その理由は「部下との向き合いの難しさ」「部下との給料の逆転」「残業削減によるしわ寄せ」「業務過多」とあります。
「(今後さらなる)出世を望んでいない」と答えた課長職の方々も、もともとは希望を持って仕事をしていて、今よりもっと稼いで、仕事のステージを上げていきたいと思って、いまの地位を築きあげてきたのではないでしょうか?
なのに、自分が選んで頑張った先に「これ以上は出世したくない」という結果しかないのであれば、せっかくの努力がすごい勿体無いなと思います。
仕事を一生懸命する人が大好きです。
でも、せっかく頑張った努力ならばちゃんと報われて欲しいなと思います。
その努力が、自分の思い描いた理想へと続いているのかどうか?
今の努力の延長線上に、それが実現可能なのか。
それを判断するためには、まず自分が将来どうなりたいかを決める必要があります。
刻一刻と状況が変化するこの時代だからこそ、立ち止まって周りを冷静な目で見渡して、今歩いている道が自分のなりたい将来に向かっている道なのかを、今一度考えて見ることも必要かもしれませんね。